和の導入

どうも、みくたです。

外に出ると色んな服装の方がいますよね。
私は和服にハマってしまいまして、
仕事はスーツ私服は和服と和洋の二極化が激しい今日この頃です。

ファッションとは、現代社会で生きるうえで必ずぶち当たる問題。
特に引きこもりにとって外行きの服を着るというのは、
さながら戦場に赴く侍が鎧を着こむ所作のように面倒なもの。
さらに現代ではその鎧も多種多様であり、
ダサいものを装備してしまえばその時点で負け戦でござる。

私はそんな鎧選びに辟易した結果、
上記の通りスーツと和服の二択を選びました。
なぜならそのどちらとも、

「とりあえず着ればそこそこイケてて外さない」

これに尽きます。

今回はそんな鎧の中でもあまり触れる機会が少ない和服について
簡単にどんなものがあるのか紹介します。

着方による種類

和服には着方や生地による違いで様々な種類がありますが、
その中でも大まかな分類を紹介します。

◆袷(あわせ)

袷とは2枚の生地を使って仕立てた裏地があるもので、
基本的に寒い時期に着ます。
基本的な着方の定義としては
肌襦袢の上に長襦袢を着て、その上に袷着物を着付けます。
そして羽織を羽織るのが一般的な装い。
肌襦袢とはスーツで言えばTシャツなどの下着、
長襦袢はスーツで言えばYシャツのようなものです。

式典などでの礼装ではさらに袴も着用します。

◆単衣(ひとえ)

単衣とは1枚の生地で仕立てた裏地のないもので、
袷では暑くなってくる4月~6月や
後述の浴衣では寒くなる9月~10月に着ます。
基本的な着方としては袷と同じで、
肌襦袢の上に長襦袢を着て、その上に単衣着物を着付けます。
羽織は気温に応じて羽織ったり羽織らなかったり。

◆浴衣

夏のお祭りなどで、現代でも触れる機会がそこそこある浴衣。
浴衣の定義とは、基本的には単衣と同じく1枚生地で仕立てたものですが
長襦袢を着ずに、肌襦袢の上に直接着るという着方の違いがあります。
着る時期は最も暑い7月~8月。またはお風呂上りに着るものも浴衣とされます。

現代のイメージでは、派手でいかにも「浴衣っぽい」柄のものを
浴衣と思ってしまいがちですが、本来は着方や着るシーンによる分類であり、
柄はあまり関係ないようです。

◆その他

甚兵衛(じんべえ)や作務衣(さむえ)など他にもありますが
これらは基本部屋着や作業着なのであまり着方にこだわらなくていいかなと。

和服でややこしいのは、これらの着方による種類だけでなく
素材の染め方や柄、織り方によって分類され、「格」という概念があることです。
例えば、女性であれば「留袖」(既婚女性の第一礼装)や「振袖」(未婚女性の第一礼装)などの違いや
「付け下げ」になると礼装としては着れず、訪問着などの少しかしこまった場で着るものとなります。
これらをTPOによって分ける必要があり、これを間違えると
結婚式の二次会に私服で行ってしまったどこかのプロゲーマーさんのようになってしまいます。

これが和服を小難しくてとっつきにくい印象にしてしまっていますが、
普段着で着る分にはあまり気にせずに好きなものを着ても問題ないようです。
最近では、デニムなどの洋モノ生地を使ったものもありますし
ストールやハットなどの洋モノと合わせるコーディネートも多いようで、
老舗の呉服店がそういった洋を取り入れた和服を販売していたりもします。

今回は簡単な着方による種類の紹介だけで着付けの方法などは紹介できませんが、
調べると動画などもたくさん出てきますので興味のある方は挑戦してみてほしいです。
和服って着付けが面倒なイメージがありますが、一回わかってしまえば結構簡単に着れます。

大和魂を身に纏い戦場に駆り出しましょう!