夏の風物詩に関する雑学2

皆さんこんにちわ、mitsuです。

今回は、前回お話できなかった花火にまつわる雑学をご紹介したいと思います!

唐突ですが、皆さんは線香花火をご存じでしょうか?

日本に住んでいれば当然知っていますよね??

子供の頃、一度は楽しんだことがある人が多いと思います。

私も小さい頃はよく花火で遊びました。

なかでも線香花火は見た目も楽しく、あの線香花火をやっている時特有の空気感がとても好きで、一番好きな花火は線香花火と言っても良いくらいです。

ちなみにロケット花火は友達に向けて放つものだと思っております(良識ある人、良い子の皆は危険ですので真似しないでください)

と、いうことで今回は線香花火にフォーカスを当ててご紹介したいと思います!

          

1.線香花火の起源

そもそも線香花火とはいつからあるのか?

その起源は江戸時代にあると言われています。

江戸時代前期、大花火(打ち上げ花火)の流行に伴って、子供向けの玩具として作られたようです。

藁や葦の先端に火をつけてパチパチと火花を散らす様を楽しんだのです。

これを「スボ手牡丹」と呼び、主に西で使われていました。

東では、米作りが盛んではなく河川も整備されていた為、藁や葦が取りづらい状況にありました。

そこで、東では火薬を和紙に包んでこよりにする「長手牡丹」が主流になりました(現在の線香花火の原型)。

これらを香炉に立てて楽しんでいたため、「線香花火」と呼ばれるようになりました。

皆さんご存じでした?

2. 線香花火は人生!?

皆さんはこんな言葉をご存じですか?  

   「線香花火は人生」

私はある小説を読んでいた時にこの言葉を知りました。

実は、線香花火の燃え方には段階があり、その内容は五種類に分けられます。

」・「牡丹」・「松葉」・「しだれ柳」・「散り菊」とそれぞれ名づけられ、その移ろう様が人生に例えられているのです。

線香花火に火が灯され、火花が散り始める前の徐々に膨らんでいく段階が「蕾」。

生命の誕生ですね。ここから人の人生が始まるわけです。

次に徐々に力強い火花が散り始める段階が「牡丹」です。

これからの人生に夢や希望もって歩き始め、人生が芽吹いていくシーン。

人生でいう学生時代のあたりです。たぶん。

それから「松葉」。

火花が強くなり、一番激しくなる部分は人生中盤。

仕事に追われたり、結婚して子供を出産したり、事故に病気で入院したり等人生で一番色々なことが起こる時期です。

この火花の散る方向の数だけ人の人生にも道があるのだと教えてくれているのでしょうよく知らないけど。

そして徐々に火花が弱り、下に垂れていく様が「しだれ柳」です。

激動の時代を終え、落ち着く頃です。定年を迎え、子供が結婚し、肩の荷が下りる。そんな時期です。私たちの定年は一体いつになるのでしょうか?これ以上引き上げられるのは勘弁願いたい所ですね。いやマジで。

で、最後が「散り菊」。

生きているもの全てに平等に訪れる終わり。散り菊はそんな物事の終わりを表しております。

散り菊の入った時のあの空気感は無意識のそういった「終わり」を垣間見ているのかもしれませんね。

余談ですが、使い切らずに残った線香花火はとっておくと良いみたいですよ。

線香花火は実は呼吸をしています。

それによって、本来比重が違うために本来は混ざりにくい硫黄や松煙が馴染み火花がより美しくなるそうです。

それでは今回はこの辺で。ここまで読んでくれてありがとうございました。