皆さんこんにちは。
今回もプログラミング言語の歴史について紹介していきます。
まずC言語について紹介していきます。
C言語は、1972年にアメリカ合衆国の計算機科学者であるデニス・リッチーが、
主体となって開発した汎用プログラミング言語です。
C言語は基幹系システムや、動作環境の制約が厳しいもの、
または実行速度が求められるようなソフトウェアの開発によく用いられます。
C言語は、開発目的に応じて拡張を容易に行うことができるので、あらゆる分野で利用されています。
C++、C#などのC言語から派生した言語は、アプリケーションソフトウェアなどの開発において、C言語から置き換わることが多くなっています。
また、資源制約の厳しいゲーム開発においても、ハードウェアの性能向上などにより、C++などが使われています。
しかし、C言語は移植性に優れた言語であり、個人の開発・業務用の開発・C++やJavaなど、高水準言語の処理系や実行環境の実装が困難な小規模な組み込みシステムなどを中心に、現在でも幅広く利用されています。
次に紹介するのはPrologです。
Prologは主に人工知能の研究や計算言語学との関連性があるプログラング言語です。
Prologはマルセイユ大学のアラン・カルメラウアーと、フィリップ・ラッセルによって開発されました。
PrologはLISPを参考にして開発された言語ですが、人工知能言語として分類されることも多いです。
しかしPrologは現在ではあまり使われていません。
次に紹介するのはSmalltalkです。
Smalltalkは、SimulaやLISPなどから影響を受けた言語で、オブジェクト指向のプログラミング言語です。
パーソナルコンピュータの父と言われる、アメリカの計算機科学者のアラン・ケイ、ダン・インガルスなどが開発に携わりました。
現在はSmalltalkは広く普及されていません。
しかし、オブジェクト指向に関する部分で、学術研究や教育の分野でSmalltalkが使われることがあります。
次に紹介するのはMLです。
ML(Meta-Language)は、関数型言語の1つで、イギリスのエディンバラ大学に所属していた、計算機科学者のロビン・ミルナーなどが開発したプログラミング言語です。
MLはには型推論という機能が搭載されています。
型推論とは、明示的に型の宣言をしなくても、データの利用のされ方から、引数や関数が返すデータの型を自動的に推論する機能のことです。
MLは現在でもプログラミング言語の設計や仕様記述などに使用されています。
次に紹介するのは、AWKです。
AWKは、プログラミング言語の1つで、UNIX上で開発されました。
AWKは当初、簡単なスクリプトを記述することで、効率的にテキストファイルを処理することが目的だったため、機能が多く搭載されていませんでした。
しかし、AWKが普及し、様々な処理をAWKで実行したいと考えるユーザーが増えるにつれて、1985年に機能の拡張が行われました。
その結果、汎用のプログラミング言語と比べても性能差がないほどの機能を持つようになり、大規模なプログラミングに使われたりしました。
現在でもAWKは、UNIXやLINUX環境を中心に幅広く使用されており、シェルスクリプトの一部として重要な役割を果たしています。
今回はここまでとなります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。