灼熱バトル!

どうも、みくたです。
最近仕事で中国の方と関わっており、その関係か(?)辛いものを食べる機会が増えました。
本場、四川の料理とかすごいらしいですね。
普通に頼めば何かしら真っ赤な料理が出て、そしてその辛さがとんでもない…
味も感じず、ただただ痛いそうです。
ちなみに私は辛いものが苦手なので、興味本位で少し食べては
「ひぃいいいいいいい」
と水を飲み、「あれがフードファイターなのか…」とか思って普通のを食べてます。
(汗だくで自分の限界の辛さに挑戦する姿は正にファイターだと思います)
あ、でもワサビとかは大好きなんですよね。

 

さて、そんな赤い料理に使われる食材が、みなさん(だれ?)大好き唐辛子。
日本では「鷹の爪」などが馴染み深いですし、ハバネロなんかも有名ですよね。
その唐辛子に含まれる”カプサイシン”という成分が主に辛味を感じさせているのですが、
辛さの単位があるらしいのです!

 

その名も「スコヴィル」!
その計測方法は、
”辛みを感じなくなるまで砂糖水で薄めた時の希釈倍率”
だそうです。
1万スコヴィルなら
「辛さを感じなくなるには砂糖水で1万倍に希釈する必要がある」
ということですね。…逆に甘すぎて気持ち悪そう。
そして曖昧な気が…?

 

まぁそんなスコヴィル値で「どれが辛い〜」とか決めているようですが、
鷹の爪などは約4万スコヴィル、有名なハバネロは約30万スコヴィル、
ギネスで一番辛い唐辛子として登録されているキャロライナ・リーパーは約200万スコヴィルらしいです。

『キャロライナ・リパー』
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DB並みの火力のインフレに、もはや凄さを感じないのですが…(所為ヤムチャ視点)

 

ちなみに唐辛子に限らず一番辛い食品は”Blair’s 16 Million Reserve”というソースらしいのですが、
(デスソースというジャンルらしいです)
その辛さ、なんと脅威の1600万スコヴィル!!
あまりの辛さに
・手袋とゴーグル着用必須!(皮膚に触れると火傷したり目に入ると失明)
・そのまま直接食べると死亡!
…毒物かな?
ちなみに食べ方は、米粒大の結晶をスープなどに溶かすそうですが
それでももう食べられたものでは無いそうです。

『ペロ・・・これはデスソース!!』

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さてさて、こんな日記のような感じで終わるのもしょぼいので雑学でも。
カプサイシンには様々な効能があります。
有名なのはアドレナリンの分泌。
体内に吸収されたカプサイシンは、脳に運ばれて内臓感覚神経に働き
副腎のアドレナリンの分泌を活発にさせ、発汗及び強心作用を促すそうです。
辛い物好きはこのせいで脳内麻薬ドバドバで感覚麻痺してるんだと思います!(確信)
ちなみに辛い物とコーヒーやタバコを同時に摂ると
アドレナリンと相互に作用を増強させ、心臓に負担をかけたり精神錯乱、
最悪突然死するそうです…^^;

 

また、アドレナリンにはストレスと闘うはたらきがありますが、
あまり過剰に分泌されると大脳辺縁系の扁桃体や海馬が損傷を受け、
パニック障害やウツ、睡眠障害などの精神疾患をわずらう場合があります。
これらの症状は『火病』(ファッピョン・ファビョン)と呼ばれており、
日常的かつ大量に唐辛子を摂取する韓国人特有の精神疾患のひとつとして数えられています。
よく「ファビョる」なんて言いますが、これが語源らしいです。
(キムチちょっと減らせばいいのに…)

 

また、近年カプサイシンには他の物質との同時摂取で発がん性を持つことが研究によって明らかになりました。
Capsaicin consumption, Helicobacter pylori positivity and gastric cancer in Mexico.

 

韓国の胃がん発生率が異常に高いというのだから信憑性は高いですよね。
(キムチちょっと減らせばいいのに…)

 

と言っても、紫外線などと同じレベルであり、タバコやアルコールのほうがよっぽど発がん性が高いですね。
そもそも発がん性が無い物質というのは「カプロラクタム」というナイロンの原料ただ一つのみのようなので、
そんなに心配することはないでしょう。(普通の範囲の量ならば)

 

参考:

Wikipedia:「IARC発がん性リスク一覧

 

ふぅ!これだけいろいろ書いてネガティブなものばかりでしたが、もちろんいいこともあります!

 

前述のアドレナリンの分泌は、ストレスの抗体になりますので適量ならばストレス解消
(と厳密に言えるかは別として)になるでしょう。
また、カプサイシンは胃粘液の分泌を促進して胃の健康を促進する効能があります。
「辛い物は胃に悪い」というイメージがありますが、実は胃に良いみたいですね。
ただし適量なら!目安は1日小さじ3分の1程度らしいです。

 

また、唐辛子は殺菌作用があるため、食中毒予防や、米櫃に入れて虫除けなんかに使ったりしますよね。

 

過ぎたるは猶及ばざるが如し
薬も過ぎれば毒となる

 

何事も適量ですね。
あ、ちなみに、

 

体脂肪を燃やすなどのダイエット効果、健康増進効果があると俗に言われているが、国立健康・栄養研究所によれば、
経口摂取によるカプサイシンの有効性に関して、ヒトでの信頼できるデータは見当たらない。

 

らしいのでダイエットにはならないようなので注意してくださいね!(誰にとは言いませんが!)
ではまた…