音を覗く −第2音−

どうも、みくたです。
今回は本来の私の分野である音についてご紹介します。

インターネットを見てる文明の皆様方は、
「周波数(frequency)」というのを聞いたことがあると思います。
単位はHz(ヘルツ)で、電気工学や音響工学では基本の知識です。
普段の生活の中でも、ラジオのチャネル合わせや家電の50Hz/60Hzのような形で目にするものですね。

まず周波数とはなんぞやということですが、
周波数とは波の周期のことであり、
電気や音や光は波でできていることから、
それらを表現するために周波数が使われます。
1秒間に1回の波を1Hzとし、どれだけの速度の波なのかを表現します。
下記はその一例です。
<img src=”blogTb.jpg” alt=”周波数の例”>
Wikipediaより

 

いろいろありますね。
ちなみに下の方に「可視光線」とある周波数は人の目で見える光の周波数で、
赤が一番低くそれより少し低い周波数が赤外線と呼ばれています。
赤い光の外という意味ですね。(同じく一番高い紫より高いものが紫外線)
周波数が高いものほど遠くまで届かない性質のため(出力によって距離は変わりますが)、
Bluetoothや無線LANなどよりかなり高い周波数の赤外線は近距離通信によく使われるわけです。
話が反れましたが、ここから「音」に絞ってちょろっと話をしていきます。

さて、音とは空気の振動であり、空気中を伝わる振動の波を周波数で表します。
人が聞こえる音の周波数は20Hz~20kHzとされています。(個人差はあります)
周波数低ければ低い音、周波数が高ければ高い音として聞こえ、
かなり低い周波数では体に響くような振動を感じます。
そのうち15kHz~20kHz付近は「モスキートトーン」と呼ばれ、年とともにだんだんと聞こえなくなっていきます。
私はすでに15kHzが限界になっています・・・
音楽に携わる者としてダメダメです・・・
これより高い音は「超音波」と呼ばれ、人の耳には聞こえなくなります。

※なのですが、最近流行りのハイレゾの定義のひとつに、”40kHz以上の再生ができること”というのがあります。
「人間の可聴域が20kHzなのにそれ意味あるの?」
と思われるかもしれませんが、実際専門家の中でも意見が分かれていてハッキリしてないんですよね・・・
「可聴域より高い音は意味がなく、逆にノイズの原因になる。」
といった否定派やはたまた
「音波として出力されていれば振動により空気感に影響が出るため意味がある。」
といった肯定派もいます。
さぁ複雑な話は止めにして、ここでイメージしやすいようにいくつか周波数を見てみましょう。

・人間の声
歌声だと、だいたい50Hz~1500Hzくらい。
X JAPANの「紅」の最高音D♯5は622.25Hz
モーツァルトの『魔笛』「夜の女王のアリア」の最高音F6は1396.91Hz
これくらい高いと声というより笛のような音です。

・ソプラノリコーダー
小学校でやりましたね。
基本的にはC5~D7、523.25Hz~2349.32Hzです。

・・・・・楽器以外あんまり思いつかないな。
あ。猫のゴロゴロは20Hzで、振動によって治癒効果があるという説があります。
(無理やり追加)
さてさて、こんな中身の薄い話をするだけでもこれだけ長くなってしまいました。
音って複雑ですよね。

これだけだと「ふ~ん」で終わってしまうと思うので少し、普段の生活に役立つ情報でも。

普通の人が普段音に触れる機会というと音楽を聴くときかと思います。
その時使ってるスピーカーやイヤホンはどんなものをお使いでしょうか?
それをいいものにするだけでも音の世界が少し深く見えるんじゃないかと思います。

音の解像度が深く・広くなり、それぞれの楽器や声がはっきりと感じられ、
音を大すると迫力がありつつも柔らかく音に包まれるような感覚になります。
そんなスピーカーやイヤホン、なにを買えばいいかというと、
5000円~200万円くらいまで幅広くありますが、
だいたい1万円超えたくらいから質が変わってきます。

前述の周波数の記載や、使ってる材質など色んなスペックがありますが、
よくわからない人は、
“出力周波数の記載があるもの”
を選ぶとだいたいそこそこのものですので参考にしてみましょう。

その周波数も「25Hz-20kHz」のように記載があるのでなるべく広いものを選んでみるといいかもしれません。
厳選したい方はレビューサイトなどがあるので探してみてください!
では!音の世界の入り口への招待でした!