「私の好きなジブリの世界2」

こんにちは。Chanchitoです。

以前投稿した、「私の好きなジブリの世界」シリーズの第2弾です!

前回は「風の谷のナウシカ」について熱く語らせていただきましたが、今回は私が2番目に好きな作品「もののけ姫」について書きたいと思います。

もののけ姫は1997年7月12日に公開し、宮崎駿監督は構想に16年、制作に3年をかけた大作だそうです。キャッチコピーは「生きろ」で、コピーライターの糸井重里が考案したそうです。(Wikipedia参考)

もののけ姫の中でも有名なセリフとして挙げられるのはアシタカが自分の首に刃を向けるサンに向かって「生きろ、そなたは美しい」というシーンですよね。

ここで美しいというセリフを入れているのも監督のサンに対する愛を感じますし、この”美しい”に込められた意味は単にサンが綺麗というだけでなく、山犬に育てられ山犬にも人間にもなりきれず、葛藤しながらも森を守り神が守り続けるサンの姿に対して”美しい”と言われたのではないでしょうか?

 

一見エボシ様が悪役のような存在に見えますが、私はあまりそう思えません。

身寄りもなく売られている女性を全て引き取り、仕事を与え新しい人生を与えているエボシ様の姿には感動します。もちろん、戦争のために武器を作り国崩しの計画している姿は共感はできませんが…。

エボシ様とサンは長い間対立していることが作品の中で感じられます。お互い、とても我が強く負けず嫌いな部分はとても似ていると思います。この二人の共通点はお互い何かを「守る」ために生きていることが強く伝わってくるからこそ観ている側もその世界に引き込まれてしまいます。

 

そしてなんといっても、アシタカがカッコ良すぎる!

1番最後のアシタカが人間を許すことはできないと言うサンに「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ、ヤックルに乗って。」と優しく語りかけ、サンの心が開放されていく瞬間は本当に感動します。

「許す」ことは決して簡単なことではないですが、アシタカが周りの心を解放する瞬間を見ながら「生きるとは何なのか」を考えさせられる物語だと思います。

 

小さい頃にだけ観た人は大人になった今見るとまた違った見方ができるのではないでしょうか?観たことない方は是非一度は観てほしい作品です!

 

PS:サンの声優を務める石田ゆり子さんですが実は冒頭に登場するアシタカに想いを寄せるカヤという少女の声優も担当しています。

アシタカに想いを寄せていたカヤと、アシタカに想いを寄せられるサンの声が同じなんて私は絶対何か意味があるに違いないと思っています!!