こんにちは。Chanchitoです。(スペイン語で子豚という意味です)
私は宮崎駿監督の映画やアニメ作品がとても好きです。
古い作品であれば「未来少年コナン」から、新しい作品であれば「風立ちぬ」(宮崎駿監督の最後の作品?)など
一つ一つの作品に対して、監督の秘められた思いや計り知れない数のサウンドトラックや世界観など
全部全部大好きです!!!!
そして、1984年に公開された「風の谷のナウシカ」という作品がありますが、
実は、原作漫画が存在するということはご存知でしょうか?
全7巻で構成されており、アニメ作品ではそのうちの1~2巻分までのストーリーで構成されています。
そう、何が言いたいかというと、”あと5巻分の内容が存在していること”なんです!
映画自体は感動的な終わり方をしていて、私も大好きですが原作漫画を高校生の時に、
初めて読んだ時は衝撃的でした。映画とは少し内容は異なりましたが、一言で表すと
”こんなに深くて悲しい話なんだ!”でした(笑)
あまりネタバレはしたくないですが、風の谷のナウシカは戦争による科学文明の崩壊後、異形の
生態系に覆われた終末世界を舞台に人と自然の歩むべき道を求める少女ナウシカの姿を年代記の
形で描いている作品です。(Wikipedia参考)
原作漫画の中の絵の大半は、人同士や人と虫同士が殺し合っている残酷な内容です。
(「未来少年コナン」というアニメ作品もそうですが、宮崎駿監督は戦争物の作品も多い気がします。)
1回読んだだけでは、頭が追いつかないくらい難しく複雑な内容だと思います。(私も4回ほど読み返しています)
それでも、私が魅力を感じるのは「ナウシカ」という少女の人間性です。
彼女のような人など本当に存在するのか?と思うほどの優しさや勇敢さ、たくましさ、美しさ…
人が求めるものをほぼ全て兼ね備えている彼女に魅了されてしまいます。
ドラえもんでは頭が悪くてスポーツもできず、すぐジャイアンにいじめられてしまうのび太くんを
未来の子孫が心配して、タイムマシンで猫型ロボットドラえもんを過去の世界へと送ります。
そこから、のび太がドラえもんや仲間たちと共に成長していくというストーリーが見れるわけですが、
ナウシカは初めからユパ様を巨大な虫から救うかっこいいシーンから始まるわけです。
そう、初めから完璧なんですよね(笑)
「風の谷のナウシカ」では、ナウシカ自身の成長を見れるのはもちろんですが私はそれよりも、
ナウシカと出会った人々がナウシカによって成長し、変わっていく姿にとても感動します。
”戦争”をテーマにした暗い背景の作品ではありますが、ナウシカという少女を通して人と人が生きていくということ、
人と自然が共存していくということはどういうことなのかを考えさせてくれる作品だと思います。
たくさんの登場人物や部族、国の背景などの設定も本当によく構成されています。
また絵もとても丁寧で細かく、文字数は多いですが「風の谷のナウシカ」に込められた宮崎駿監督の思いはとても深いと思います。
戦争を経験していない私だからこそ感じる世界は他の作品とは全然違います。
また、宮崎駿監督の最後の監督作品といわれている2013年に公開された「風立ちぬ」という映画が
ありますが、その映画の最後にはドーーンと大きい文字で”生きねば”と書いて物語を締めくくります。
風の谷のナウシカの7巻目の一番最後のページにも”生きねば”と書いて物語を締めているんです!
私には、そこに何か繋がりを感じてしまいます…。ナウシカを連想させたメッセージなのかな…。
とにかく!一度は皆さんに読んでみてもらいたい作品です!
余談ですが、ナウシカは最後金髪イケメンボーイ(森の人)と結婚(多分)するんですよね。
実は、アスベルとは結ばれないんですよー!びっくり!
そんな、私はもののけ姫のアシタカと結婚したいです٩( ᐛ )و