プログラミング言語の歴史6

皆さんこんにちは。今回もプログラミング言語について紹介していきます。

今回まず紹介するのはSQLです。

SQLは、リレーショナルデータベースマネジメントシステムにおける、データの操作や、定義を行うためのデータベース言語です。

プログラミングでは、データベースへのアクセスのために、他のプログラミング言語と併せて用いられます。

SQLの規格は、1986年に統一標準規格が発表されるまでは、その統一標準規格が存在しませんでした。

なので、各リレーショナルデータベース管理システムのベンダーごとにさまざまな機能が拡張されていきました。

SQLを使うことができるデータベースを3つ紹介します。

まずはMySQLです。

MySQLはOracle社が開発・サポートしている、オープンソースのデータベースです。

無償のGPLライセンスと、商用ライセンスがあり、基本的に無料で使用できます。

MySQLは柔軟性が高く、拡張性があることが特徴で、複数のテーブル結合などを行いやすいです。
また、処理速度も速く、使いやすいデータベースと言えます。
シェアが最も大きいデータベースはMySQLです。

次に紹介するのはPostgreSQLです。

PostgreSQLは全てオープンソースで元々はカリフォルニア大学バークレー校で、開発されたデータベース(Ingresデータベース)の後継としてできました。

リレーショナルデータベースという点ではMySQLと同じで、細かい違いはありますが、大まかな扱いはどちらも同じです。

PostgreSQLはMySQLよりも機能性が高い特徴があります。

具体例を挙げると、PostgreSQLはテーブルで継承を使うことができるので、Javaなどのオブジェクト指向のプログラミング言語との相性が良いです。

最後に紹介するのはOracle Databaseです。

Oracle Databaseとは、Oracle社が開発・販売しているリレーショナルデータベース管理システムで、無料で使う方法と有料で使う方法があります。

Oracle Databaseは堅牢性が高く、同時に複数人が編集できないようにロックする、Oracle社からのサポートが充実しているなどの特徴があります。

データ分析は現在多くの企業が行っていることから、データベースを扱う言語であるSQLは、今でも多くのエンジニアが使っていると言えるでしょう。

次に紹介するプログラミング言語はAdaです。

Adaは汎用プログラミング言語の1つで、史上初のプログラマーとされるエイダ・ラブレスの名前から、Ada(エイダ)と命名されています。

1979年に、米国国防総省が信頼性と保守性に優れた組み込みシステム向けの言語の開発を4社に発注し、その4社に競争開発を行わせました。

発注された仕様書の特徴的な要件は

・コーディング効率よりも可読性を重視

・プリプロセッサマクロがないこと

などがありました。

Adaは当時のコンピュータが持っていたリソースでは足りず、Adaのプログラムが実装されることはほとんどありませんでした。

Adaは大企業での、信頼性や保守性が要求されるシステムの開発でのみ普及しました。

しかし、Adaは現在でも安全性や信頼性が必要なシステムの開発においては、重要な選択肢の1つとして利用されています。

今回はここまでとなります。

読んでいただきありがとうございました。